仏壇・ぶつだん豆知識
仏壇、仏具の販売なら名古屋の奥村仏具店へお任せください。
核家族化が進み仏壇のない家庭が増えています。親が亡くなり始めて仏壇を購入する。そして、普段からお寺様とのつながりも薄い為、どんな仏壇を選べば良いかわからず、身近に詳しい人もいない方にも、わかりやすくサポートします。
ご購入までご納得していただけるよう、ご奉仕いたします。
仏壇と仏具選びは伝統と信頼の弊店にお任せください。
通販はもちろん、店頭にも豊富な在庫をご用意し、皆様のご用命をお待ち申し上げております。
よい仏壇を選ぶための豆知識。御参考になれば
ご本尊と脇侍について
自分の宗派を知る
初めてお仏壇を購入するときは、まず自分の宗派を知る事がとても大切です。
仏教は、宗派によって、教義も違いますそして、お経も違います。
お仏壇に安置するご本尊や脇仏も異なってきます。
宗派を調べるには、父方の親戚にたずねましょう。父方の親戚がどなたもいないときは、今までのご縁のお寺様に確認する事になります。
初めてお寺様との付き合いが始まる場合などは、実家の宗派にかかわらず、自分の信じる宗派に決める事もできます。
ご本尊とは
お仏壇の中心であるご本尊様。
仏壇の一番上の段、須弥壇に安置されます。いつも、高いところにおられ、私たちやご先祖様を守って下さいます。
脇侍・わきじ
各宗派によってご本尊や脇侍は異なります。
ご本尊の両脇には、諸仏諸尊や、高僧などの像や掛軸を安置します。
お選びの際、ご本尊より大きくならないよう注意が必要です。
各宗派のご本尊と脇侍
天台宗
天台宗は、中国の高僧天台大師の開いた中国天台宗を、806年に最澄が唐から帰国し比叡山を拠点に天台宗を興したことが始まりです。
円仁、円珍といった名僧を輩出し、平安時代から鎌倉時代にかけては、法然、道元、日蓮など代表的な開祖が、比叡山で天台宗を学んだことから、日本の仏教に多大な影響を与えた宗教と言える。
ご本尊 弥陀如来
脇侍 宗祖 伝教大師(最澄)
高祖 天台大師(智顗)
・お仏壇中央に、阿弥陀如来の座仏を飾り、右手に天台大師、左手に伝教大師の掛軸や像を飾ります。
真言宗
真言宗は、最澄と同時期に唐にわたった空海が、当時中国で密教の第一人者であった恵果に支持し金剛界、タ胎蔵界の奥義を授けられ日本に持ち帰りました。
高野山に金剛峯寺を開創します。
後年には弘法大師の号を贈られ、御大師さま、弘法さまとして現在でも広く厚く信仰されています。
ご本尊 大日如来
脇侍 弘法大師
不動明王
・お仏壇中央に、大日如来の座仏を飾り、右手に弘法大師、左手に不動明王の掛軸や像を飾ります。(高野山派の場合)
智山派の場合は、左手に興教大師を飾ります。
浄土宗
浄土宗は、1175年、法然が中国浄土教の善導大師による「阿弥陀仏の名を唱えれば誰でも極楽浄土に往生できる」と言う教えを広める為に開宗しました。
当時は、出家したりして修行したり、寄付をしたりしないと救済の対象にはなりませんでしたが、浄土宗は、救済の対象にならない人々の心をとらえ、たちまち広く社会に浸透しました。
ご本尊 阿弥陀如来
脇侍 善導大師
法然上人
・お仏壇中央に、阿弥陀如来の阿弥陀如来を飾り、
右手に善導大師の絵像掛軸または、仏像、左手には、法然上人の絵像掛軸または、仏像を飾ります。
日蓮宗
日蓮宗は、最澄寺や比叡山など各地で修行を積んだ日蓮によって開かれました。
諸国をめぐる中で「法華経」こそ釈迦の真実の教えであると確信し、1253年、日蓮は関東地方を中心に布教を始めました。
その活動は、命の危険や流罪など困難を強いられましたが、後に身延山へ入り多数の書物を書き弟子の育成に尽くしました。
ご本尊 日蓮上人
脇侍 鬼子母神
大黒天
・お仏壇中央に、日蓮上人を飾り、右手に子安鬼子母神、左手に大黒天を飾ります。
曹洞宗
曹洞宗は、宋にわたり曹洞禅を学んだ道元により日本に伝来されました。
帰国後、活動の拠点を越前に定め人材の育成に注力し、名僧を多数輩出しました。
特に瑩山は多くの弟子を育成しながら宗内の体制を整備しました。
そして、曹洞宗は地方武家や豪族、一般民衆へ受け入れられ拡大しました。
ご本尊 釈迦無尼仏
脇侍 宗祖 高祖 承様大師(道元禅師)
太祖 常済大師(瑩山禅師)
・お仏壇中央に、釈迦無尼仏の座仏を飾り、右手に承陽大師、左手に常済大師の掛軸や像を飾ります。
臨済宗 妙心寺派
臨済宗は、唐時代の高僧、臨在義玄を宗祖として開かれました。
鎌倉時代に中国へ渡った栄西や、弁円は臨済禅を学び日本に臨済宗を伝えると、武家政権の支持を拡大し、建築や庭園、山水画など文化面にも大きな影響を与えました。妙心寺派、1337年、花園法皇の離宮を禅寺とし、無相大師(関山慧玄)を開山として開かれました。
ご本尊 釈迦無尼仏
脇侍 宗祖 臨済義玄
太祖 明庵栄西
・お仏壇中央に、釈迦無尼仏の座仏を飾り、右手に無相大師、左手に花園法皇の掛軸や像を飾ります。
浄土真宗本願寺派(西)
浄土真宗は、法然に入門してきた親鸞による、
阿弥陀如来に帰依することを教えの中心とした宗派です。
親鸞没後は、蓮如、顕如、と言った名僧を輩出し宗勢を
拡大します。親鸞の直系の血筋争いで浄土真宗本願寺派と真宗大谷派に分かれます。
ご本尊 阿弥陀如来
・お仏壇中央に、阿弥陀如来の西立弥陀を飾り、右手に親鸞聖人の絵像、左手に蓮如聖人の絵像の掛軸を飾ります。
真宗大谷派(東)
浄土真宗は、法然に入門してきた親鸞による、阿弥陀如来に帰依することを教えの中心とした宗派です。
親鸞没後は、蓮如、顕如、と言った名僧を輩出し宗勢を拡大します。
親鸞の直系の血筋争いで浄土真宗本願寺派と真宗大谷派に分かれます。
ご本尊 阿弥陀如来
・お仏壇中央に、阿弥陀如来の東立弥陀を飾り、右手に「帰命盡十方光明仏如来」、左手に「南無不可思議光如来」の九字と十字の名号を飾ります。親鸞聖人と蓮如上人の絵像の場合もあります。