仏壇・ぶつだん豆知識

仏壇、仏具の販売なら名古屋の奥村仏具店へお任せください。
核家族化が進み仏壇のない家庭が増えています。親が亡くなり始めて仏壇を購入する。そして、普段からお寺様とのつながりも薄い為、どんな仏壇を選べば良いかわからず、身近に詳しい人もいない方にも、わかりやすくサポートします。
ご購入までご納得していただけるよう、ご奉仕いたします。
仏壇と仏具選びは伝統と信頼の弊店にお任せください。
通販はもちろん、店頭にも豊富な在庫をご用意し、皆様のご用命をお待ち申し上げております。
よい仏壇を選ぶための豆知識。御参考になれば

仏壇豆知識

仏壇購入の前に

仏壇を購入する時期

いつ購入されても良いものです。購入しようと思われたときが、「ご縁」です。そのきっかけが、新築や改築の場合もありますし、お子様の御結婚であったり、身近な方の死であったりする場合があります。身近な方が亡くなられた場合は、四十九日や三十五日の忌明けの法要までに準備します。
前もって、仏壇を安置する場所を決めて、安置する空間の、幅や高さ、奥行きなど寸法を測っておくと選ぶのにスムーズです

仏壇を安置する場所

仏壇は、家のどこかに祀らなければならないと言う場所はありません。仏間や寝室、和室、居間など、お祀りしやすい場所、手をあわせやすい場所がよいでしょう。
方角にも、どの向きが一番、という決まりはありません。例えば、西向きにすると極楽浄土の方向になり、東向きにすると陽が昇る方向になります。西向き東向きは多くの宗教施設が採用している方向となります。また、南向きにすれば、家族が集まりやすい居間やリビングであることが多いので、手を合わせやすい場所と言えます。

選ぶポイント

大きさや素材、デザインなどの違いがあります。仏壇は、同じように見えても大きく価格が異なる場合もあります。
仏壇のほか、仏壇の中心になる御本尊の仏像やお位牌、お線香を焚く香炉、花瓶、燭台などの仏具も必要となります。おおかたの予算を決められて、2.3軒は来店されて決められるのが良いでしょう。

仏壇購入から納品まで

仏壇を決めると、納品の日にちを決めます。仏壇を家庭に納める事は「慶事」となります。
出来るだけ、大安や先勝(午前中が吉)・先負(午後が吉)という六曜を基準に納める日にちを決めていますが、
まったく気になさらない方もいらっしゃいます。
宗派によってはこのことを否定する場合もあります。

開眼供養 入仏法要

仏壇が安置された後に、御本尊に命を吹き込む儀式です。
開眼供養を行うにあたっては、菩提寺様と日程を調整しお参りしていただくよう手配します。
位牌や仏壇も同様の儀式を行います。この儀式は、「お魂入れ」「お性根入れ」とも言います。
浄土真宗では、「入仏法要」といい、ご本尊様阿弥陀如来さまをお迎えする「法要」となります。
忌明けの法要を、仏壇の安置した自宅でなく寺院で行うのであれば、本尊と位牌を持参して魂入れをお願いし、帰宅後、仏壇に安置する場合もあります。
なお、各ご家庭にお仏壇を納めることは、「慶事」となります。忌明け法要とご一緒になさる場合は、お祝いの祝儀袋を別にご用意してください。なければ郵便番号欄のない白い封筒を用います。
表書きは、「御布施」となりますが、「開眼供養料」「入仏慶讃法要」などと小さく法要名を入れておくのも分かりやすいです

仏壇のある生活や役割

お仏壇にはどんなイメージをお持ちでしょうか?
人が亡くなられたときに必要なもの
お墓のようにご先祖様や亡くなられた方のために手を合わせるもの。
お墓があるから仏壇は必要でない
色々なイメージをお持ちの方がいらっしゃるかと思います。
どんな役割があるのでしょう。深く考えて見ましょう。
一昔前には、どの家庭にもお仏壇がありましたが、最近では、都市化や核家族化が進み、仏間や和室のない住宅事情なども一因となり仏壇離れが進んでいます。
地方から都会に出てきた人の家庭などでは、「実家に仏壇があるから必要ない」とか「身近な家族で死んだ人がいないから実感がわかない」と言った理由などからお仏壇を持つ必要性がないため、持たない人が多いようです。

家族が揃う場

現代の家庭では、全員が揃う事は難しい事かもしれませんが、週に一度、月に一度でも家族が揃ってお仏壇にお参りすることを習慣づけ貴重な時間をともにする事が出来る。
感謝の心を育てる場
お仏壇にお参りすることによって、「自分が今こうして生きているのは、仏様ご先祖様のおかげ」ということを自覚し、自分は一人ではない、家族とつながりを確認し、「感謝の心」を育てる事が出来る。
子供の情操教育の場
揃ってお参りできなくても、自分の両親や祖父母が、毎日のようにお供え物をしてお参りしていれば、子供達には、仏様やご先祖様に敬いの心が生まれます。そして、目に見えないものの価値を考える姿勢、他人に対する自愛に心、そして思いやりを育てる場となる事が出来る。
自分を見直す場
現在は、行き過ぎた個人主義や利己主義、物質的な快楽主義に対する反省が求められています。誰もが、他人との競争や比較に明け暮れる日々に疲れ、本当の自分らしさを忘れかけている事が多い中、お仏檀に向かい合う時間は、自分自身を見つめ直す場となる事が出来る
心の悲しみを癒す場
愛する親族を失うと大きな悲しみを感じます。仏壇を前にして、亡くなられた親族と会話しその関係を考え直し、自分を見直しながら人は悲しみを乗り越えます。その語らいの場となる事が出来る。
飛鳥時代、天武天皇が「諸国、家ごとに仏舎を作りてすなわち、仏像及び経を置いて、礼拝供養せよ」と『日本書紀』に記されているころから始まった仏壇の起源から、1400年超。
宗教的な心をはぐくみ、感謝や思いやりの心を育ててきたお仏壇が、この現代社会において再び、見直され大切なものである。と位置づけられるよう切に願います。

仏壇の種類

仏壇の種類には、大きく3種類。
漆黒と金の技が光る金仏壇
木目を生かした唐木仏壇
現在の生活空間にマッチする都市型仏壇
3種の中から、大きさやデザイン、好み、技術、産地などを製品選びの基準とされると良いでしょう。

金仏壇 塗り仏壇

金仏壇 塗り仏壇

金仏壇は、全体に黒の天然漆や合成塗料で塗装を施し、内側に金箔を押して仕上げた伝統的なスタイルのお仏壇になります。浄土真宗は、金仏壇が多いといわれますが、浄土真宗以外(余宗)でも、金仏壇を求められる方もいらっしゃいます。
金仏壇は、伝統工芸品の指定を受けている商品もあります。伝統工芸品と言われる高級品から、各パーツを輸入して国内工場で出来る仏壇、各パーツの調達から塗装、仕上げの工程すべてを中国などの工場で仕上げるお値打ちタイプの仏壇まで色々ございます。

唐木仏壇黒檀・紫檀・銘木仏壇

唐木仏壇

唐木仏壇は黒檀や紫檀など高級銘木を使用した仏壇です。
東京唐木仏壇や大阪唐木仏壇は江戸時代に培われた工芸技術が生かされ明治時代でも製造されてそうですが、戦後になり、多くの産地で製造され、普及した仏壇です。柾目の黒檀や板目の紫檀など、材の木目を生かして作られた高級仏壇から、プリント合板や転写シートを使用したお値打ち品など、色々ございます。
産地としては、徳島県や静岡県で製造される事が多いのですが、最近は金仏壇同様に、中国やベトナムなどで製造される為、高級品でもお値打ちに求められるようになりました。

家具調仏壇 かぐちょうぶつだん

家具調仏壇

家具調仏壇はモダン仏壇 新型仏壇 都市型仏壇などとよばれ和室がなくても置けるようなマンションやフローリングの部屋にも違和感な置くことが出来る新しいタイプの仏壇です。ナラやニレ、ウォールナット、などの材をを使用しています。また、天井にダウンライトを埋め込むことによってご本尊や仏壇内を明るく照らします。仏壇表面に、無垢板を使用したりつ突き板張り、木目印刷、プリント転写などがあり、最近人気なのは、バーズアイメイプルを使用し鏡面塗装をした高級品を自宅の家具に合わせて求められる方もいらっしゃいます。

仏壇の選び方

お仏壇の価格は、素材や技法、産地などによって大きく異なります。同じように見える仏壇でも大きな価格差が出る場合があります。
弊社は、お仏壇の価値を知る限りお伝えする接客を心がけております。

唐木仏壇の選び方

木目・色の材料を選ぶ

唐木仏壇には、黒檀だったら柾目のきれいな落ち着いた色、紫檀だったら板目の綺麗な明るめの色、欅だったら木目をいかした茶系色など、様々な色合いや木目があります。
まずは、お客様好みの木目色合いを選ぶ事です。

デザインを選ぶ

仏壇は、欄間や障子などに獅子や花鳥など多くの彫刻を用います。彫刻が多い仏壇は豪華なデザインとなります。反対に、欄間や障子に彫刻を用いず、長欄間や組子障子といったシンプルですっきりとしたデザインの製品もあります。
お客様好みのデザインを選ぶ事です。

製品の加工方法

材料の使用量によって、価格が大きく異なります。

金仏壇の選び方

産地を知る

金仏壇は、江戸時代末期には伝統工芸品として製造され、現在でも日本各地で通産省の指定する伝統工芸品とされているものもあります。 それ以外に、伝統工芸品の技法を利用し産地で製造されたもの、産地以外の国内で製造されたもの、中国や東南アジアなどで製造されたものがあります。

塗装方法を知る

金仏壇の基本の色は、漆黒のような「黒」です。
この塗装方法も、漆塗りであるか、漆塗りでも手塗りなのか、吹きつけなのか、
漆以外のカシュー吹きつけ塗装をしている場合もあります。

木地を知る

仏壇の本体は、杉や檜や松・ヒバなどが利用されます。地方にもよりますが、ヒノキを利用したものが最高級といわれます。

金箔・金粉

金箔の厚みは1万分の数ミリ。この極薄い金箔を職人が一枚一枚押していきます。むらなく均一に押していくのに熟練した技術が必要です。 また、金粉は、金箔のような輝きより幾分、落ち着いた輝きを与えます。金箔と同様、金粉を均一に撒く技術には、卓越した職人技です。

このほかにも、錺金具といった金具や、蒔絵などのひとつひとつに、多くの職人の技がいかされています。
このような、工芸技術の集大成でもある仏壇はコストと時間がかかります。
弊社は、仏壇の価格と同時に、違いや価値などを説明するよう心がけて接客しております。

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