お仏壇の日々のおつとめ

ろうそくをともす

仏壇の中で照らすロウソクの灯り。 これは、無明の闇を照らしてくれる真のあかりです。 点火は、マッチや専用のライターなどで火をつけますね。 消すときはどうされていますか??? 口で息を吹きかけたりしてませんか? 仏壇のなかのロウソクの灯りは、仏様の智慧の光にたとえられます。 仏様に息を吹きかけることはしてはいけませ。 専用の火消しか手であおいで消しましょう。


お香を焚く

お気に入りの香りを見つけて素敵な香りで供養しましょう
ご本尊様とご先祖様にお供えする良い香りは、悲しみを癒したり不安を鎮めます。
そして、自分自身を清める効果もあります。
お香やお線香は、ご本尊様、ご先祖様の食べ物とされています。
よい素材の用いたお香を焚きましょう
詳しくは、こちらに書いてあります

お花を生けましょう

お花を生けることは、
優しい気持ちにさせてくれるお花は、ご本尊様の働きそのものです。
お花は小さな宇宙そして、そこに宿るものは、ご本尊様の教えそのものです。
移ろい行く花の姿、色は、自分の人生の姿。
お花を生けることは、優しさに満たされた命と同じ事。

どんなお花をいけたらいいでしょう
お仏壇にいけるお花、どんなものがいいでしょう? あの人が好きだったお花をしのんで生けてもいいでしょう。
季節のお花、自分自身が好きなお花を生けましょう。
お花を美しく生けたいそして、生けられたお花は、ご本尊様、ご先祖様への思いのあらわれとなります。

樒を生ける
浄土真宗では、お水をお供えする替わりに、華瓶という小さな花瓶で、ご本尊様の前に樒を一葉ずつ挿します。

お花を生けるときの注意点
お花に付いた水滴が、お仏壇に付いたりしないように気をつけましょう。
もし、水滴で汚れてしまった場合は、乾いた布でしっかりふき取りましょう
金箔の貼ってある部分は、こすったりしてはいけません
もし付いてしまったときは、乾いた布を押し当てるようにして水気をふき取ります。
こすっては金箔がはがれてしまいます

お供えをします

炊き立てのご飯をお供えします。
仏器に、炊き立てのご飯を、ご本尊様のまえ、脇侍の前、ご先祖さまの前などにお供えします。
お供えを下げたら、後に皆で頂きましょう。

お水をお供えしましょう
仏器と一緒に、茶湯器を使って、朝一番のお水をお供えしましょう。
お水は、命の源。ご本尊様のまえに、仏器と一緒にお供えします。


浄土真宗では、お水をお供えしません
浄土真宗では、お水の変わりに華瓶(けびょう)に、樒(しきみ)を一葉さしてお供えします。

高月でお菓子や果物などをお供えします。
お菓子や果物は、専用の「高月」「高坏」(たかつき)という仏具を用いてお供えします。
宗派によっては、供花を用いる事もあります
高月を用いて和菓子をお供え

供花を用いてお餅をお供え


お数珠を持って合掌します

お仏壇の前では、まず、お数珠を持って、両手を合わせて合掌します。
右手と左手を合わせる事。
仏教の世界では、右手を仏様の世界。左手を自分自身、我々衆生の世界。そして、右手と左手を合わせる事に、両手が一体となりその世界が一つになる。という意味があります。
お数珠は、珠のひとつひとつがご本尊に例えられ、それを持つことによって自分自身が護られているということになります。
そして、お数珠を持って、仏前に合掌することは、ご本尊、ご先祖様の繋がりを深いものとしてくれます。

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